デンタルニュース

入れ歯のお手入れ

大事にメンテナンスをしていても、残念ながら歯を抜くことになってしまった方は少なからずいると思います。
けがにより歯を失ったり、虫歯が進行して助けられなくなったケース、歯自体が原因ではなく歯を支える歯ぐきの病気により歯を抜くことになったケースなど、原因は様々です。
大人の歯を失った場合、親知らず以外ではほとんどのケースでその空間をいずれかの方法で補わなくてはなりません。

そのままにしておくと両隣の歯が動いてきたり、かみ合せる相手の歯が伸びたりしてきて、かみ合わせに大きな変化をもたらしてしまうなどのトラブルを招いてしまいます。


そんなときに選べる方法としてはインプラント、ブリッジ、入れ歯などが考えられます。
どなたにどれが良いと一概には言えないものなので、かかりつけの先生と症例や生活習慣などをみて一番良い方法を決めていくのが良いといえます。

今回はもしも入れ歯を選ぶことになったら、または既に入れ歯を使っている方へ、どのようなお手入れをしていけば良いかお話ししてみます。

ここでは保険などで作られる一般的な入れ歯について説明します。

まず、入れ歯は大抵レジンという素材で作られています。ピンク色の土台に白い歯が植えられていて、かむ力を歯ぐきに伝えています。はずれにくいように両隣の歯に金属のバネを使って引っかけていることも多いでしょう。

入れ歯は食事の他、発語や顔の形を維持したりいろんな働きをしていますが、人工物なので天然歯とは異なった手入れが必要になります。

まず、毎食後流水下でしっかり汚れを落とします。専用ブラシを使うと良いでしょう。
変形してしまうこともあるので熱湯をかけるのはやめましょう。
夜、就寝時などは取り外したら専用ブラシで傷を付けずに洗い、専用の洗浄液にしっかり漬けます。
お口の中にはいろいろな菌がいてカンジダ菌や真菌が繁殖しやすいのです。
よくお口の中と同じようにハブラシと歯磨き粉で磨いているという人もいますが、細菌の繁殖を抑えるためには専用の洗浄液に浸すのが良いでしょう。
これを怠るとお口のにおいの原因になりますし、入れ歯に傷を作ると口臭が悪化したりすることもあります。
入れ歯は歯ぐきを休めるために外して就寝することを勧められるケースもありますし、残っている歯や組織をまもるためなどの目的でわざとはめたまま眠るよう勧められるケースもあり、人により様々です。
自己判断はせずに取り扱い方法もしっかりと歯科医師や歯科衛生士に相談しましょう。

人がものを噛む力は想像以上です。
入れ歯を噛みながらはめてみたり、バネを自分で曲げてみたりせず、付け心地がかわったり痛みを感じるときがあれば歯科医院に行きましょう。
調整を何度か重ねてるうちに、お口に合うようなじんでいくものです。

うまく手入れをしながら、ストレス無く装着できると良いですね。

2019-05-15 | Posted in デンタルニュースComments Closed 

 

歯を抜くことになったら

歯を抜かなければいけない診断を受けたら、大切な歯を失うショックを少なからず受けてしまうかもしれません。

抜くという歯科処置の痛みや出血具合、時間やその日の様子に気を取られてしまうかもしれません。

確かに小さな治療ではないので、心理的負担、肉体的にも負担はありますのでじっくりと話し合い、納得した上で治療を進めていきます。

ですが、抜歯処置を受けるとなったらその後のことまで、よく考えておくことをお勧めします。

親知らず以外は、抜いた場所をその後どうしていくのか計画を立ててもらう必要があります。
その抜いた空間をどうするのか、という問題です。

選択肢には、例えば抵抗がある方は少なくないものの、悩む期間に猶予を与えてくれる部分義歯や、費用はやや嵩みますが、自分の歯のように噛むことができるインプラント(人工歯根)、両隣の歯を橋桁のように使うブリッジなどが考えられます。

歯科医院のスタッフにぜひ相談してみてください。あなたのお口にあった、その場所に適した方法をきちんと説明します。。

悩んで決められないまま、いつかこの中から決めればいいだろうと、抜いたまましばらく放置してしまった、というのは実際には時々あるのですが、あまりオススメしません。

その理由は、抜いた空隙に隣接している歯が倒れてきてしまうからです。

歯はお隣の歯や、上下が噛み合うときなどの接触をもって複雑に位置が定まっています。
その接触を失った歯は他の接触点を求めたり、他方からくる力により動かされてしまいます。

歯が倒れてしまうと歯並びが変わってしまったり、またいずれ空間を埋める治療を始める時に、適切な空隙がなくなってしまうためにどんな治療も難しくなってしまいます。

また上下の歯がしっかりと噛み合ってバランスが取れている歯に、噛み合う相手がいなくなるので歯が伸びてきたようになります。これを挺出(ていしゅつ)と言います。

そうなると噛み合わせが大きく変わってきてしまったり、実際なんらかの処置をする時に相対する歯が長すぎて治療が困難になるケースがあるのです。

最終的な選択は猶予があった方が充分に納得した上で治療を開始できます。
それぞれの治療方法にはメリット、デメリットが必ずあります。

例えば見た目、使用感、費用に期間、手入れなどそれぞれが違った特徴があります。
人によって、部位や本数などが違うので選択できる治療方法も変わってくるかもしれません。

その為にも事前に抜歯処置のあと、どのように空間を補うのか話し合いをしておくことをお勧めします。

2019-04-22 | Posted in デンタルニュースComments Closed 

 

赤ちゃんの虫歯菌感染予防に大人ができること

天使のように可愛らしい赤ちゃん。思わずすりすりと頬ずりをし、フワフワのほっぺにチューしたくなってしまいますよね。
しかしその習慣によって、赤ちゃんに虫歯菌が移ってしまうと耳にしたことのある方は多いのではないでしょうか?
「赤ちゃんへのチューを禁止していたのに、パパがしてしまった!」
「おじいちゃんやおばあちゃんが孫へ食べ移ししてしまうのではと心配」
など、神経質になってしまうママも多いようです。

虫歯菌はどこから感染する?

生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には虫歯菌はいません。
虫歯菌は、ママをはじめとした周りの大人の唾液から感染します。
1歳半~2歳7ヶ月の間に集中して感染することが分かっており、この時期を「感染の窓」と呼びます。

感染の窓の時期の赤ちゃんの歯は柔らかく弱いので、虫歯に罹りやすく、またとても進行しやすいので予防が大切なのです。
この時期を過ぎると、お口の状態も安定してくるので虫歯菌への感染リスクは減少してきます。

では、どうすれば赤ちゃんへの虫歯菌を防げるのでしょうか?
キスを禁止したり赤ちゃんが使う食器を分けたり、熱い食べ物をフーフーと息を吹きかけて冷ますのを控えても、咳やくしゃみをすれば唾液の飛沫から感染してしまいます。
つまり、日常の生活の中で、虫歯菌の感染リスクを排除するのは不可能に近いのです。

一番大切なのは大人がお口のケアを徹底すること

赤ちゃんが無菌のまま育つのは不可能です。
大切な赤ちゃんのためなので「キスはだめ!」
「虫歯菌が移るかもしれないから、頬ずりは禁止!」
などあまりに神経質になると、赤ちゃんとの大切なスキンシップの機会が失われてしまう可能性もあります。

しかし、赤ちゃんと接する大人達の口の中の細菌の数を減らしておけば、赤ちゃんとスキンシップをしても感染リスクは格段に下がります。
最も効果的なのは、赤ちゃんとふれあう大人側のお口のケアを徹底し、虫歯菌の数を減らす努力をすることです。

常に赤ちゃんと接する両親だけでなく、兄弟やおじいちゃんおばあちゃんも、家族全員でお口のケアをし、大切な赤ちゃんのお口を虫歯から守りましょう。

赤ちゃん虫歯菌感染予防のために出来る事

1.赤ちゃんへの食べ物の口移しは避ける。
2.大人が使った食器は使わない、使わせない。
3.大人達が自分達の虫歯を徹底的に治す。
4.毎日の歯磨き、フロスを徹底する。
5.日頃のお口ケアの他に、定期的に歯医者さんで専門的な口腔ケアを受ける。

2019-04-16 | Posted in デンタルニュースComments Closed 

 

歯磨きのタイミングとは

昨今、政治や事件の側面を部分で切り取ってはさまざまな情報があふれかえり、正しいことや全体像が見えにくくなってきています。

歯科の分野でも同じようなことが起きていて、ネットニュースでの情報や口コミ、情報番組などで沢山の情報を集められる便利な世の中になりました。

しかし、このところ、歯磨きのタイミングについてお問い合わせを頂くことが増えています。
食後すぐに磨かない方が良い、とか、朝起きたら磨かなくてはいけないとか、食後3分以内に磨くのだとか。
一体いつ磨いたらいいのですか?と聞かれます。

そもそも歯磨きができそうなタイミングにはどんな時間が思い浮かびますか?

朝起きてお口の中が気持ち悪いとき。これは寝ている間に細菌が増殖したために不快な環境になっているからです。寝ている間は唾液の分泌が減るので細菌が口腔内にとどまりやすく体温で増殖してしまっているからです。

ほかには食後すぐのタイミングですね。食器と同じように使ったら=食べたら磨くということ。食べかすをえさにしている細菌にとってえさがやってくる時間は絶好の繁殖のチャンス。
細菌が食事をして酸性の老廃物を出せば当然お口の中は酸性に傾き、歯が溶けやすくなりますね。

食後すぐにお口が酸性に傾いているときに、歯ブラシの刺激を防ぐため、食後30分は磨かないという考え方もあります。

そのほかには就寝前。寝ている間の細菌増殖を最低限にするため寝る前のお掃除に力を入れるのですね。

また人と会う前のエチケットとして、気になったときに。

などなどわかりやすくいえばこんなタイミングで歯磨きをすることができるでしょう。

さぁ、どれが正しいと思いますか?

正解は。どれも間違っていないのだといえるでしょう。
どの説にもメリット、デメリットがあるのです。どれは違う、ということはないのだと思います。

ただ、全部をしようとすると一日中口の中の環境にとらわれることになり、疲れてしまうでしょう。
この中から、自分に合うタイミングを選んでいけば良いのだといえます。

お口の中が再石灰化するのを30分待っているつもりが、歯磨きを忘れてしまったり、なるべく実行しようとして傷つけてしまったり、そもそも口腔ケアに飽きてしまったりしては元も子もありません。

この情報過多の昨今では、正しいタイミングを自分のお口の状況にあてはめて選択し、続けること。これがまず必要なことなのではないでしょうか。

かかりつけの歯科医や歯科衛生士さんがお口の中をみて判断した方法は病気の治療方法と同じです。同じ人もいれば少し違うことを指導、治療されることもあるでしょう。
一長一短であったり、どれもきちんと裏付けがとれているものもあります。
素人考えで情報に惑わされず、自分の口の中にはどの方法で何回、いつ磨くのか、ということをきちんと専門家に相談してみましょう。

2019-02-27 | Posted in デンタルニュースComments Closed 

 

歯のお掃除グッズ

このところ、ドラッグストアだけでなく、化粧小物を取り扱う雑貨屋さんやインターネットで気軽に沢山の歯科系グッズを見かけるようになりました。

口の中に興味のある方が増えているのかなと嬉しくなります。

歯のお掃除グッズは沢山の種類がありますが、具体的にはどのようなものがあるのでしょうか。

まずはどなたもイメージしやすい歯ブラシ、歯磨き粉。
歯ブラシの毛の固さや形、大きさや色など好みで豊富なラインナップになっているようですね。
お値段もピンからキリまで。消耗品ではありますから、交換時期にも気をつけてお気に入りを見つけてほしいものです。

歯磨き粉もお値段に大きく差が開くのですが、薬効成分のあるもの、香りや味に特徴のあるもの、歯の汚れを落としやすい研磨剤の含まれているものなどこちらも迷うほど。
歯を傷つけることなく、楽しく歯磨きができるものを選ぶとよいですね。

ほかにはどんなものが置いてあるのでしょうか。


フロスや歯間ブラシはご存じですか?
歯の間に通す糸状のものがフロス、歯と歯の間、とくに歯ぐきのそばの隙間を掃除するためのブラシが歯間ブラシです。
歯ブラシだけでは6割ほどしか清掃効果がないと言われているので、フロスか歯間ブラシあたりから試してみるとお口のトラブルを防ぐことができるでしょう。

ほかにも奥歯の裏や一番奥に生えている親知らずの周囲、歯並びが気になる方の磨きにくい箇所には小さく先端のとがった歯ブラシもお勧めです。

お口をさっぱりさせる洗口剤もバリエーションが豊富です。お悩みにあわせて沢山の効果が期待できます。
歯磨き前に使うもの、歯磨き後に使うもの、磨けないときに使うとすっきりするものなどタイプも様々。

またちょっと変わったところでは歯科医院で見かけるあのミラーも売っていたりします。
前歯の裏側の汚れを見たり、上の奥歯をのぞいたり普段見ることのできない場所を観察できます。

またホームホワイトニングのグッズも豊富です。気軽に試すことができそうですね。

このようなグッズは歯科医院にあるものと、お店で販売されているもの、どう違うのか聞かれることがあります。

主に成分や取り扱う薬の濃度など、歯科医院で販売されているものとは違ってくるので悩みの程度によっては効果に大きな差が出てくるのです。

しっかりと指導を受けて勧められたグッズを上手に使いこなせるように楽しくケアができるといいですね!

2019-01-23 | Posted in デンタルニュースComments Closed 

 

歯科医院の歴史あれこれ

紀元前2000年、古代バビロニアでは、歯の痛みなど、口の病気はアヌという神に祈りをささげる方法で治してきました。
いわゆる加持祈祷ということになるのでしょう。

14世紀のヨーロッパ。歯医者さんはなんと移動スタイルをとっていたのだとか。
街中を移動しながら、歯磨き粉を売り歩いていたようです。
そのついでに悪い歯を抜く専門の「歯抜き屋さん」という名前で呼ばれていたようです。
今のように患者さまが歯医者に足を運ぶのではなく、歯医者が街を歩いて商売をしていたというのが面白いですね。

イタリアでは理髪師さんが歯を抜いたり、口の清掃を行っていたといいます。
街を練り歩くあやしい歯抜き屋さんよりはましな気 がしますが、どんな治療だったのか考えるとまだまだ怖いですね。

日本では大宝律令により、医療として耳や目、歯科などが確立しました。
中国、隋の時代の書物をもとにして医学の確立とともに歯科も同じように体系づけられたということになります。
国宝になっている書物「醫心方」に朝夕二回歯を磨けば虫歯になりません、とか食事をしたら数回うがいをすれば虫歯になりませんとの記述があります。

歯科は、鎌倉時代から咽喉科を交え、安土桃山時代に口歯科として誕生したのです。
この口歯科は修業を終えてから口中科という専門医として活躍しました。
室町時代には入れ歯の専門医も誕生したようです。

これらの歴史を踏まえ、現在のような一般的な歯科治療がなされる場所 が設定されていきました。
正座した患者さまに対面する様子で歯の治療をしている絵画なども残っていて、現在のような立派なチェアが用意されるようになるのはもう少し後のお話です。
街を練り歩いていた歯抜きやさんが聞いたら、現代の革張りの患者さまのソファを置いた歯科医院に驚くことでしょう。

西洋の入れ歯と比べ、日本の入れ歯技術は素晴らしかったということも歯科業界では有名な話です。
西洋では入れ歯を骨や象牙などを材料にして、見た目を重視して作っていました。
噛むことはあまりできなかったので、入れ歯を外して自宅で食事を済ませてから、見た目重視のこの入れ歯を装着してパーティに出席していたといいます。
ジョージワシントンも金と象牙を材料にした入れ歯を使っていて、その実物の入れ歯が残っています。
しかし、この骨や象牙の入れ歯はとても悪臭を放つために使いにくかったと言われています。

一方、日本の入れ歯はツゲなどの木でできていて、良くあごにくっついたの で、噛むことに優れていたということです。
一年間の生活費1人分に相当するほどの値段だったと言われています。
しかし、歯の部分もすべて木でできていますから、欧米の見た目重視の入れ歯に比べると審美性は大変劣っていることになりますね。

仏像彫刻の傍ら、入れ歯の作成をしていた仏師が入れ歯のルーツで、親分、子分という関係で修業をして技術の習得をしていたのだそうです。
現在でも入れ歯の調整は大変奥が深いものなのですが、歴史を見てみるのも面白いですね。

2016-04-12 | Posted in デンタルニュースComments Closed 

 

抜けた歯のおはなし

成人の歯を抜くことになった時には、その部分はインプラントや、ブリッジ、入れ歯などで空間を補わなくてはいけません。
両隣りの歯が倒れてきたり、対合している噛み合うべき歯が相手を失ってのびてきて、噛み合わせに不調和をもたらすなど問題が起きてくるからです。
歯を抜くという治療はその歯に対して最終手段のようなさみしい結末なのですが、その抜いた歯、ってどうなるかご存知ですか?
ぬけたはのおはなし
虫歯にやられて真っ黒、歯冠といわれる普段お口の中に見えているはずの部分が崩壊して、見るのも恐ろしいくらいの形になっていたり、悪臭を放つほどの場合は、感染性医療廃棄物として有料で歯科医院が処理をしています。
時々、きれいな親 知らずや、乳歯に関しては持って帰りたいという要望がありますので、患者さまにお渡しすることがあります。
きれいな歯であっても患者さまがお持ち帰りを拒否する場合には、衛生的に処理をしてから歯の勉強をしている歯科大や衛生士学校で実習などに使われるケースもあります。

乳歯は成長を喜び、記念に箱に入れたりすることも増えてきていますが、日本では上の歯は縁の下に投げて、下の歯は屋根に向かって投げるという言い伝えがありますよね。
次に生えてくる歯が伸びる方向に思いっきり投げるということのようです。
国によってもいろいろな習慣があり、とても面白いのでご紹介しましょう。

中国やタイ、フィリピン、インドネシア、シンガポールなどのアジア圏では日本とほぼ 同じような習慣があるようですが、韓国やスリランカ、トルコは上の歯も下の歯も屋根に投げるそうです。
逆にマレーシアでは上の歯は上の方向へ、下の歯は下に投げるようです。

アメリカ、イギリス、多くのヨーロッパ諸国やカナダやメキシコ、アルゼンチン、ブラジルなどではコップや箱などに入れておくと歯の妖精がお金に換えてくれるという言い伝えがあるようです。
クリスマスではないですが、両親が朝までにお金を入れておくのでしょうか。
新しい歯は、古い歯がある方向に伸びると信じられているからです。
コスタリカは、抜けた乳歯を加工してイヤリングにするそうです。
エジプトは太陽に向かって投げるそうです。太陽神にお願いするのでしょうか。
インドは土にかえすのだそうです。
それぞれ宗教や慣習が背景にありながらも、それぞれの方法で歯の健康を祈っているのですね。

近年マンションに住んでいる人や縁の下がない工法のお家も増えてきたため、日本でも上の歯を投げる場所が無くなって来てしまいました。
そんな理由から子供の成長の記念に可愛いデザインの乳歯保管ケースというのが多く発売されています。
成長過程で抜けた歯はとても おめでたいもの。でも虫歯で歯を抜くということだけは極力避けたいものですね!

2016-04-06 | Posted in デンタルニュースComments Closed 

 

シーラントについて

シーラントって聞いたことがあるでしょうか。
ポテトチップスやパンなど柔らかいものを食べた時、一時的に奥歯の溝に食べ物が詰まりませんか?
じつはあの溝は、食べカスやお口の中にいるバイ菌がとてもたまりやすい場所で虫歯の3大好発部位といわれているんです。

今回のテーマ、シーラントはお子さんを対象とした歯科予防処置の一つで、歯磨きをしてもどうしても虫歯になりやすい奥歯にある溝に行う処置のことです。
たとえば、まだ弱いと言われている状態の、生えたばかりの乳歯や永久歯を守るために、あらかじめこの溝を埋めてしまおうという処置なんです。
このシーラントという処置は、そのまだ弱い歯の奥歯の噛み合せの部分や、前歯の裏の深い溝を歯科用の特殊なプラスチック、セメントなどでコーティングして、虫歯にならないようにします。
シーラントは歯を削ったりしないのに、その虫歯予防効果はとても高いので、お子さんにオススメの予防処置の方法です。
そして、この治療は保険の範囲で治療できる歯科医院が多いのもメリットの一つだと言えます。

このシーラント、一体いつしたらよいのでしょうか。
個人差がある歯の生えかわりですが、乳歯に関しては、歯科医院でお口をあけることができる年齢から可能だと言えるでしょう。
お口を開けてしばらく処置のためにがんばってもらう必要があります。
スタッフやご両親の指示を聞いてくれる年齢になれば歯科医院で相談を始めてみてください。

また、永久歯が生えてくる6歳前後には、一生使っていく永久歯を守るために歯科医院で処置の相談を始めましょう。
生えたばかりが歯は一番もろく弱いので、虫歯リスクが高い子は早い 処置がいいと言えます。

この処置を行うことができないケースとしては、歯科治療を受けられない歯科嫌いの子どもや、大きな虫歯がすでにあって、溝の部分がすでに崩壊していたりするときなどです。
処置の対象になるか、担当医に見てもらうといいでしょう。

このシーラントには虫歯にならない健康を保つことで有名なフッ素も含まれています。
シーラントを行った歯に関しては60%以上虫歯にならないという調査結果も出ていて効果は大変期待できるものだと言えますね。

そのシーラントはいずれもあくまでも予防処置であって、必ず行うというものではないので、あまり無理やり歯科医院に連れ込んで歯医者嫌いの子どもを作らないように注意していただきたいと思います。

また、シーラントをしたら、絶対虫歯にならないというわけではありませんので、複雑な歯がたくさん集まっているお口の中に潜んでいるバイ菌を常に増やさないよう、歯磨きはいつでもきちんと行っていかなくてはなりません。
その歯にのみ、効果を表すもので、歯と歯が隣り合っている糸ようじが通る場所の虫歯や歯ぐきの歯周病などを防ぐ効果はありません。

そしてシーラントは、永久的なものではありません。
薄くコーティングしてあるだけのものなので、歯に強い力がかかったりすればとれてしまうことがあります。
特にお子さんの口の中だととれたことに気づかないこともあります。
歯のことでしたら、 いつでも人形町駅すぐそばの笠原歯科へご相談ください。

2016-03-30 | Posted in デンタルニュースComments Closed 

 

歯の神経の治療をしたことがありますか?

歯の神経の治療をしないで済んでいる方はぜひそれをキープしていただきたいのですが、今までに神経を治療したことがあるという方も多いのではないでしょうか。
実際、歯の神経というのは一体どうなっているのでしょうか。

一般の方が考える歯の形のイメージは歯ぐきにの上に歯が刺さっているものというイメージをお持ちの方が大半だと思います。
歯はとても硬くエナメル質というもので保護されていることくらいまでは知識として知っている方もいることでしょう。
しかしながら、その歯の中を説明できる人というのはそう多くないでしょう。
実際歯の中はどうなっているか説明していきましょう。

歯は衝撃に耐えられるよう、目に見えないくらいのこまかな繊維に支えられています。
その状態を歯ぐきが守るようにかぶさっているイメージを持っていただけばよいと思います。
歯の中にはそれぞれに歯髄という、いわゆる神経の管が入っている穴があります。
前歯は1本、奥に行くにつれ、その管の数は2本以上に増えています。
この歯の神経は歯全体に栄養を運ぶ働きをしたり、噛むことによるあらゆる刺激を受けたり感じたりしているのです。この神経が存在していることにより歯は健康
な状態を保つ事ができるのです。
虫歯になった時に冷たさが痛みとして感じたり、知覚過敏のしみる!という感覚などを主に感じ分けることができます。
おかげで歯の異常を感知し、発見するためにも一役買っていることにもなるわけですね。
神経のある歯と無い歯では、その寿命も大きく違うことが分かっています。

神経をとるという治療は、進行してしまった虫歯が神経に届いてしまったケースになった時に行われます。
痛みが強くなって細菌におかされた神経は残念ながら残しておくことができません。

実際の治療は、麻酔をして、いろいろと感じるために存在する神経の感覚をなくした上で、歯の中にある神経を取り除きます。
丁寧に清掃を繰り返し、神経が入っ ていた空洞を埋めるために半永久的に存在できる人工的な薬を詰めておくものになります。
神経治療が終われば、神経を治療するために開けた部分を埋めたり、金属で噛み合わせ面を作るなどのかぶせもの、詰め物を作り上げる治療へと移行してその歯の治療を終了させます。

しかし、神経をとった歯は外見上は骨に埋まり、歯ぐきには支えられているものの、枯れ葉と同じで栄養を受け取ることができなくなるのでだんだんと弱くなってきます。
栄養が行き届かなくなった歯は死んだようなものなので、歯の色が黄色くなってくることもあり、もろくなっているので定期検診が必要になってきます。

周囲からの刺激などを感じられなくなった歯は、歯ぐきと歯の溝に潜む細菌からの攻撃も感じなくなるため再度細菌におかされることがあります。
神経の治療を何度かやりなおすことになった方はこのような理由からです。

できれば神経の治療をすることにならないよう、今ある健全な歯を大切にケアしていく必要があります。
加えて、すでに神経をとる治療をしたことのある方は、そのもろくなっている歯を大切に守っていくために歯科医と一緒に丁寧なケアをし続けていく必要があるのです。

2016-03-23 | Posted in デンタルニュースComments Closed 

 

キシリトールについて

キシリトールについて

キシリトールという言葉を聞いたことがありますか?
おもに、ガムなどに添加されている糖分の一つです。

白樺やカシの木から採れる糖アルコール成分を原料にした、自然の甘味料なんです。
イチゴやプラムなどのフルーツにも含まれていると言われていて、その甘さは砂糖とほぼ同じくらい。
解けるときにすっと冷たく感じる特徴があります。
それはキシリトールが溶けるときに熱を奪うという面白い効果があるために、ガムを噛んだときにこのように感じる人がいるかもしれません。
これを利用して、肌着や化粧品などに使われることもあるんです。
歯に良いキシリトール
キシリトールの効果について

キシリトールはむし歯の原因とされている酸を作らせないという働きがあります。
通常お口の中は食べカスを餌にしているプラークなどから酸が出されて歯を徐々に溶かしていき虫歯が発生するのですが、虫歯菌が活動しにくい環境になるので、結果として虫歯ができにくいということになるのです。
加えてキシリトールを食べると、唾液がたくさん出されるので、唾液の中のカルシウム成分が歯を強く、硬くもう一度利用されるので、丈夫な歯が作られるというわけです。
これを再石灰化と呼んでいます。
甘いのに、虫歯ができないなんて、夢のような糖分ですね。

キシリトールを摂るタイミング

このキシリトールの効果を最大限に利用するためには、食事後がオススメです。
その後歯磨きをするといいと言われています。
むし歯の予防効果を期待して、フッ素という虫歯予防に欠かせない歯磨き粉をしようするとさらに効果増大となります。

キシリトールガムの注意点

スーパーなどで見かけるキシリトールガムには多くの種類が存在します。
キシリトールの特徴として、味が続かないという点があるため、他の甘味料と混ぜて作られているガムもあります。
そのため、キシリトールを過剰に信じて歯磨きを怠ったりしているとキシリトールの効果はおろか、逆に虫歯を作ってしまうこともありますので注意が必要です。

キシリトールの含有量を確認して、安心な商品を選ぶようにするとよいでしょう。
またキシリトール自体は身体に害はありませんが、過剰に摂取するとお腹が緩むことがありますので注意してください。
また歯科医院では専売品として、キシリトール100%配合のものを取り扱っているところもありますし、最近ではチョコレートなどに応用されたものも存在します。
うまく生活に取り入れて、虫歯のない毎日が過ごせるといいですね。

2016-03-05 | Posted in デンタルニュースComments Closed