2015-07

ノーベル・クリニシャンによるノーベル・ガイドの症例

実際の症例1:右下に3本のインプラントを予定

①設計前のCT画像です。

②下顎の神経に当たらないように3本のインプラントの位置を確認します。

③患者さまの下顎模型のスキャンデータをCT画像と融合(SmartFusion)させることにより、正確なインプラントの位置を確認できます。

④歯列の上からも位置と平行性を確認します。

⑤別の角度からも詳細に確認します。

⑥完成したノーベル・ガイドです。

⑦インプラントの治療後のレントゲン写真です。
正確な位置に埋入されています。


実際の症例2:左下に1本のインプラントを予定。

①設計前のCT画像です。

②CT画像と下顎模型スキャンでインプラント位置を確認します。

③上からも見て位置を確認します。

④別の角度からも詳細に確認します。

⑤完成したノーベル・ガイドです。

⑥インプラント治療後のレントゲン写真です。
正確な位置に埋入されています。

2015-07-11 | Posted in  Comments Closed 

 

飲み物で歯が溶けるって本当?

歯を溶かす飲み物とは?

炭酸飲料やスポーツドリンクを飲むと歯が溶けると聞いたことはありませんか?
夏の暑い日には特に多くの水分補給が必要なので、ついつい冷たい炭酸飲料やスポーツドリンクを飲んでしまうことはありませんか。
もちろん水分が足りない状態は一番危険ですが、この飲料にも虫歯を作ってしまう大きな原因が隠れているのです。
歯が溶ける

「pH」という言葉を覚えているでしょうか。
ペーハーと読む方も、最近ではそのままピーエイチと読んだりしているこちらの言葉、水性イオン指数の英語の略です。
pHとはリトマス試験紙を使って、酸性、アルカリ性を判定するための指標で、pH7が中性とされています。

歯の表面に存在している硬いエナメル質は酸に大変弱いという特徴があります。
それを数値で表すと「pH5.5」以下なのでpH5.5以下の飲み物を飲みすぎると、歯が溶けると言われています。

お口の中がpH5.4を切った状態を酸性環境と言います。
歯のエナメル質が溶けだすと知覚過敏や虫歯の原因になってきます。
また、歯が溶けた部分に着色したり、再石灰化を繰り返すことによりまだらの模様ができてきたりします。
これを酸蝕歯(さんしょくし)といいます。

歯を溶かす原因となる飲み物のpHを知る

肉体労働をする方、仕事中一日中ドリンクをだらだら飲んでいる方、運動中唾液の少ない中、糖分を多く含む飲料を飲む方は虫歯のリスク、歯の溶けやすい状態が続いていると言えます。
ph7 より値が小さいものは酸性飲料、値が大きいものはアルカリ性飲料としてぜひ知っておきましょう。

水・ミネラルウォーターはpH7.0(中性)近いものとして牛乳はpH6.8。
安全と思われる緑茶も中性ではなくpH6.3、紅茶はpH5.5、缶コーヒー pH値6.2となっています。

ここからは危険な酸性環境です。
オレンジジュース pH4.0
りんごジュース pH3.6
梅酒 pH3.0
スポーツドリンクはなんとpH3.5
コーラは更に低いpH2.2という数値になっています。

よく飲んでいる飲料のpH値を把握しておきましょう。

飲料を飲みたい場合、どうしたらいいのでしょうか

これら、危険な飲料を飲んでいるけど、今のところ、虫歯になっていないですよ、という人もいると思います。
そうです。もちろん一度飲んだくらいでは虫歯にはなりません。
それは、お口の唾液が働いてくれているからです。

唾液は、お口の汚れを洗い流したり、酸を中和したり、溶けた歯から出てしまったカルシウム成分を歯に戻す再石灰化という働きをしてくれるのです。
それでも、ストレスが過度に加わっている時や、運動中などは唾液が出にくくなっています。
寝ている時も同じなので、そんな状況になる前に飲料を摂取する時には歯磨きをしたり軽く口をゆすいだりすると少しはマシだと言えるかもしれません。

歯に優しい酸性飲料の飲み方

長時間ダラダラと飲むことは常にお口の環境が酸性になっていることになるのでゆっくりジワジワと歯が溶けることになります。
体液に近いとか、果汁100%という言葉に騙されないようにしてください。

ポイントは、
・ダラダラと飲まない
・飲んだ後に水ですすぐ
・寝る前に飲むのを控える
・普段からしっかりと歯磨きをする
です。

酸性飲料をチビチビと飲むと、唾液による洗浄作用や中和作用が間に合わないため、酸蝕歯になるリスクが高まります。
特に歯の弱い乳幼児にこれをダラダラあげるのは本当に危険なので、十分注意して水分補給するようにしましょう。
歯に関するご相談は人形町の歯科・笠原歯科へご相談ください。

2015-07-05 | Posted in デンタルニュースComments Closed