デンタルニュース

歯の噛み合わせ

10月に入り秋らしくなってまいりました。
いよいよ食欲の秋がやってきましたね。
スーパーに行くと、サンマ・栗・柿・さつまいもなど、秋の定番の食材が店頭に並んでいて、目でも秋を感じることができます。
「柿が赤くなると医者が青くなる」と昔から言われています。
この言い伝えは、過ごしやすい秋の気候と、栄養満点の食材がたくさんあり、夏に体調を崩しても回復する季節であるため、病院にかかる人が少なくなってお医者さんが儲からずに困ってしまうという意味です。
歯のことを少しだけ気にかけていただき、食欲の秋を思う存分に満喫して下さいね。
せっかくの秋の味覚も、虫歯や歯周病になってしまっては美味しいと思えません。
心おきなく美味しいものを食べるには、歯の健康が大事です。
是非、定期検診を受けて、私たち歯科医が真っ青になるくらい健康な歯を手に入れてください。

歯の噛み合わせ

歯の噛み合わせ

現代の子供たちは昔の子供たちと比べると、噛む力が弱くなっています。
食べ物も柔らかいものが増え、よく噛まなくてすむような物が充実してます。
硬いものをしっかり噛めるということは、強い歯を持っているということです。
しっかり噛むような習慣をつけて、やわらかいものばかりではなく、硬いものを食べて強い歯やあごにしていきましょう。
「噛む」ということには、「歯」そのものの問題だけではなく、「噛み合わせ」も関係しています。

歯並びの悪い歯や、虫歯や歯周病でグラグラした歯や、ではしっかり噛むことはできませんよね。
自分の噛み合わせを家庭でチェックすることができます。
チェック方法は、まず鏡の前で良い姿勢を取り、割り箸を横に挟むように軽く歯で噛み、割り箸が瞳と平行になるようなら大丈夫です。
どちらかに傾いているようなら噛み合わせが悪く、ゆがんでいることになります。
鏡に向かった時に、肩の高さが平行かどうかもチェックしましょう。
セルフチェックをして自分の事を知ることもとてももとても大切です。
ゆがんでいると感じたら、歯科医にお気軽にご相談ください。

噛み合わせ異常

私たちのあごは、関節・歯・筋肉が助け合って、絶妙なバランスで理想的な噛み合わせを作り出しています。
噛み合わせに異常がある場合、全身の健康に大きな影響を与えるということは、テレビなどでも取り上げられているのでご存知かと思います。
全身に影響を与える事は事実で、噛み合わせの異常により、頭痛・肩こり・腰痛・手足のしびれ・あごの関節の痛み・めまい・不眠・疲労感など、いろいろな症状が起こります。
このような状態を不定愁訴(ふていしゅうそ)と言います。

あれこれと何となく体調が悪いという自覚症状があって、いろいろな診療科に受診し検査をしても、原因となる病気が見つからない状態の事です。
体調が悪い部位が身体の中で歯やあごの痛みであれば、すぐに歯科受診を思いつくでしょうが、現れている症状がそれ以外だと、なかなかピンとこないところが不定愁訴の困ったところなのです。
上記のような時は、噛み合わせの異常が原因かもしれませんので、歯科を受診し相談してみましょう。

噛み合わせが悪い原因

噛み合わせが悪い原因はいろいろと考えられますが、親不知や永久歯が生え揃うまでの約25年間かけて作られてきたことになります。

①あごや頭蓋骨のゆがみ・身体のゆがみ
②合わないブリッジや入れ歯を使っている
③軟らかいものばかり食べている
④片側の歯ばかり使って噛んでいる
⑤歯ぎしり・ほおづえ・うつぶせ寝等の習慣
⑥合わないブリッジや入れ歯を使っている
⑦虫歯や歯周病で歯が抜けたまま放置していて歯列が崩れている

当てはまった項目はありましたか?
毎日の生活で、1口30回以上噛むように心がけて、左右の歯をバランスよく使うと良いでしょう。
人形町の笠原歯科にお気軽にご相談ください。

2015-10-20 | Posted in デンタルニュースComments Closed